DOWA合金の才能

DOWA合金の引張強さと導電率の関係

 

銅合金名 特長 用途例
DSC-3N 高導電、コストパフォーマンス (2) (5)
DK-3(C17220) 高導電-中強度タイプ (2) (4) (5)
C194 グローバル材料 (2) (4) (5)
NB-105(C19020) 強度-導電率のバランス良好 (1) (2) (3) (4)
NB-109(C19025) 対応力緩和特性トップクラス (1) (3) (4)
AD-442(C44250) 高ばね性、コストパフォーマンス (1) (3)

用途例

(1) 車載電装品用コネクタ(ワイヤーハーネス用小型端子など)
(2) 車載用JB、大型端子(JBバスバー、バッテリー端子など)
(3) 民生・産業用コネクタ(情報通信機器用ピッチコネクタ、リレー、スイッチなど)
(4) リードフレーム(IC、フォトカプラなど)
(5) サーマルデバイス (ヒートシンクベース、ヒートスプレッタなど)

銅合金のご紹介

●NB-109(C19025)

高耐熱性で自動車用コネクタのグローバルスタンダードに。

高い導電率とともに、耐熱性を飛躍的に向上させた合金です。自動車のエンジンルームなどの熱環境下でも、バネがへたりにくいのが最大の特長。いまでは、自動車用コネクタのグローバルスタンダードとも言えるポジションを得ていますが、持ち前の優れたバネ性によって、民生用コネクタの狭ピッチ化にも対応。さらに用途を広げています。耐熱性を確保しながら、より導電率が必要な用途には、「NB-105」をご用意。中継端子レスの圧接型バスバー材として、国内のみならず海外でも高い評価を受けています。

●AD-442(C44250)

黄銅の加工性の良さはそのままに驚異の強度、1000ニュートンを実現。

黄銅の持つポテンシャルを最大限に引き出した合金。加工性の良さは黄銅そのまま。でも高電流と高強度への対応は、黄銅の常識を完全に越えています。特に強度はなんと1平方ミリメートル当たり1000ニュートン。強いバネ性が求められるパソコンの拡張スロットルやボード用のコネクタ材としてぴったりです。コネクタ向け黄銅のトップメーカーとして、工程管理条件のカスタマイズを当然のこととしてきた同和鉱業だから生み出しえたブレークスルー合金です。

●DSC-3N

アセンブリ条件の変化に対応したサーマルデバイス用材料。

わずかな添加元素を含有した99.9パーセントが銅の合金です。C1020よりも耐熱温度で200℃、強度は実に30パーセント向上し、高い熱伝導率を保有しています。特性値のバランスが良く、かつコストパフォーマンスに優れている「DSC-3N」は、サーマルデバイス用材料を始めとしてノマスバー、大電流用端子に適した銅合金です。

●DK-3(C19220)

さまざまな特性の高度な調和が生み出す個性。

高い導電率と強度、耐熱特性をバランスよく備えた合金です。その高度な調和が、「DK-3」の個性。バッテリー端子やパワーモジュールなどヒートデバイス用としても最適の素材です。

●C194

米国OLIN社の定番をDMPCが改良したメタル。

半導体向けとして世界中で大きな実績のある、米国OLIN社の「C194」。DMPCが日本で製造・販売するに当たって、さらに加工性に優れたコネクタ材にチューンしました。

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